サイト内検索
国際プラザニュース
毎月発行 協会情報誌 国際プラザニュース
メインメニュー
JICA宮崎デスク
国際プラザ 図書一覧
ホーム > 日本語ホーム > ニュース・トピックス一覧 > ニュース・トピックス

ニュース・トピックス

ニュース & トピックス : ペルーのリマで「TOSHIRO El legado 紀郎 その遺産」が開催されました
2018-8-29 10:56:41 (226 ヒット)

 今回、ペルー宮崎県人会長を長年努められ、和食調理人としてもその名をペルー国内外に知られた故小西紀郎(としろう)氏を偲んで世界各地から氏を慕うシェフが参集し晩餐会が開催されました。小西氏の妻通子さんと親しいペルー・リマ在住のフリーライター原田慶子さんにペルーからリポートをいただきました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「TOSHIRO El legado/紀郎 その遺産」開催 

8月2日、南米ペルーの首都リマで「TOSHIRO El legado/紀郎 その遺産」と題したチャリティーディナーが催された。紀郎とは、1974年にペルーへと渡った宮崎県西都市出身の和食料理人、小西紀郎氏のことだ。小西氏はリマで本格的な日本料理を提供するかたわら、和食技術とペルーの豊かな食材を融合させた「ペルビアン・フュージョン(今でいうニッケイ料理)」を提唱。後進の教育に尽力するなど、ペルーの料理界に大きな影響を与えた人物だ。2016年4月16日に63歳という若さで他界。そんな小西氏を偲びつつ、彼がペルーに残した“遺産”を再確認しようというのが今回の趣旨である。
リマのレストラン「アストリッド・イ・ガストン」で行われたこのイベントのために、日本からは5大陸に約50店舗を展開する“世界のNOBU”こと松久信幸氏や、ミシュラン3つ星料亭「菊乃井」の村田吉弘氏など、日本を代表する11名のシェフたちが来秘した。故人とともに調理場に立ったことのある松久氏や、イベントの発起人でもある近茶流嗣家の柳原尚之氏はまだしも、ほとんどのシェフが小西氏とはたった一、二度しか会ったことがない。中には「面識はないが、これまで耳にした小西氏の人物像に惹かれて参加した」というシェフもいた。豪胆で人懐っこく、人との縁を誰よりも大切にした小西氏だったからこそ実現した稀有なイベントといえよう。
ペルー側も小西氏と親しかったシェフたちが集まった。世界ベストレストラン50に名を連ねるガストン・アクリオ氏やビルヒリオ・マルティネス氏、ミツハル・ツムラ氏を筆頭に16名が参加。食材調達だけでなく、日本側の仕込みのために各店の厨房を貸し出すなど、あらゆる協力を惜しまなかった。日秘双方ともシェフたちは手弁当、収益金はリマの料理学校に寄付されると決まった。
ディナーの前半はペルー人シェフによる一口サイズの料理、後半は日本人シェフによるペルーのエッセンスを加えた創作料理8品が振舞われた。今回のために日本から持ち込まれた和の食材はペルーにないものも多く、初めて体験するその味や香りに来場者たちは大いに魅了され、そして酔いしれた。
小西氏は生前、こう語っていた。「他人の庭先を借りて種を蒔いてるんだから、美しい花を咲かせなきゃダメだ。そしてその後はいい肥やしになる。それが俺を受け入れてくれたペルーへの恩返しだよ」彼が残したこの肥沃な大地に、色鮮やかな花が咲くことを願ってやまない。

※原田慶子さんサイト 
https://www.keikoharada.com/blog/2018/07/toshi-el-legado.html

印刷用ページ
Korean Chinese English ホーム ログイン 携帯サイト お問い合わせ